ご当地グルメを満喫するバイクフェス紹介

秋田の夏を彩るグルメイベント

東北の夏を象徴する秋田竿燈まつり。その熱気とともに楽しめるのが、秋田市大町で開催される「ご当地グルメフェスティバル」です。例年8月初旬に行われ、県内外から多くの人が訪れます。観光とグルメが同時に楽しめることから、バイクで立ち寄るにも絶好のタイミングといえるでしょう。

このフェスでは、横手やきそばや稲庭うどんといった定番のご当地グルメはもちろん、男鹿しょっつる焼きそばやババヘラアイスなど、秋田ならではの珍しい一品も人気です。地元の食文化に触れながら、ツーリングの疲れを癒せるのが魅力です。

秋田駅から徒歩15分ほどの場所にある「大町イベント広場」が会場となっています。バイク専用の駐車場は設けられていませんが、周辺には有料駐車場が複数あるため、事前にルートを調べておけば迷いません。夜には竿燈の灯りが街を彩り、夏の思い出に残るひとときになるでしょう。

加古川の味を一堂に集めた食の祭典

兵庫県加古川市で毎年春に開催される「加古川ご当地グルメフェスティバル」も、ツーリングがてら立ち寄りたい食のイベントです。例年5月下旬に行われており、気候も安定し始める季節で、バイク移動にも適しています。

名物料理の筆頭は「かつめし」。ご飯にビーフカツをのせ、特製のデミグラス風ソースをかけていただくこの料理は、加古川を代表するグルメです。そのほかにも、志方牛を使ったハラミステーキや、地元野菜がふんだんに入った恵幸川鍋、濃厚な味わいの牛骨ラーメンなど、地域に根ざした多彩な料理が味わえます。

会場は加古川市役所前の広場で、最寄り駅のJR加古川駅からは徒歩で約20分、バイクなら市役所周辺のコインパーキングを利用できます。イベントでは飲食だけでなく、地元アーティストによるステージパフォーマンスも行われ、ライブ音楽とともにグルメを楽しめる点も魅力のひとつです。家族連れや地元の人々の雰囲気に溶け込みながら、ゆったりと過ごす休日にぴったりです。

全国の味が集まる大規模フェス

「ご当地」という枠を飛び越えて、全国の名物料理をまとめて味わいたい方には、東京都豊島区で開かれる「ニッポン全国物産展」が最適です。会場となる池袋サンシャインシティでは、毎年11月中旬にこの物産展が開かれ、47都道府県すべてのブースが並びます。

ここでは北海道のジンギスカンや海鮮、九州のからし蓮根や鶏の炭火焼きなど、普段はなかなか食べる機会のない地方の味を一気に楽しめます。さらに、食品だけでなく工芸品や特産品の販売もあり、旅行先で出会ったような商品と再会できるチャンスです。

池袋駅から徒歩8分とアクセスも良好で、都市部ながらバイク利用も可能です。会場周辺には複数の有料駐車場があるため、都内をツーリングしたあとに立ち寄るのにも便利です。全国の味を一度に味わいたい、そんな欲張りな願いを叶えてくれる貴重なイベントです。グルメを味わいたいバイカーは、グルメフェスを起点にツーリングを考えてみてはいかがでしょうか。