エンジンオイルの選び方

バイクのオイル、高い方がいいの?

バイクに乗る方は、ある程度のメンテナンスが自分でできるという方が多いのです。
バイクをいじるのが好きという方も多く、自分のバイクに愛着を持ってメンテナンスされています。

エンジンオイルの交換はさまざまなメンテナンスの中でも非常に大切な要素となりますが、面倒な作業となるので、まだいいかと、後回しにしてしまいがちです。
しかし、エンジンオイルというのはとても重要なのでオイルによっての違いなどをしっかり理解しておくことも必要でしょう。

オイルの粘度の違い

エンジンオイルの交換の際、エンジンオイルの固さを理解しておくと役に立ちます。
オイルには0W-20とか、10W-40など書かれています。
Wの左の数字が粘度(低温の際の固まり難さ)で、Wの右の数字が高温の際の耐熱性を表しています。

詰まり0Wよりも40Wの方がドロドロになる、○W-20よりも○○W-40の方が高温でも粘度を保っているという事を表します。
熱を加えることで粘度が下がるためどうしても保護性能が弱くなってしまいます。
熱に対し、粘土を保つことができる方がW右の数字が大きくなりますので、耐熱性に対し高性能なオイルという事になります。
スポーツ走行するバイクなどは当然、耐熱性の高一戸建てオイルがいいのですが、通常街乗りするくらいであれば、耐熱性はW右の数字が20、若しくは30くらいで十分という事になります。

オイルの低温時の固さについて

Wの左横の数字は、低温になった際、固まり難い数字を表示しています。
かなり気温が下がる冬場などは、燃費が悪くなりますしかなり実用性が低くなってしまいますが、ここに関わってくるのが低温時のオイルの固さです。

ドロドロしているよりも、さらさらしている方が固まりにくい、つまりWの左の数字が小さいほどさらさらしていて粘度が低いという事がわかります。
粘度が低ければ抵抗が少なくなるので燃費の向上、さらに気温が低くても指導性が高まります。

となると0Wが適切なのかというとそう単純ではなく、高温になると油膜切れを起こすという危険性もあります。
夏場などは気温も高く、ここでさらさらすぎるエンジンオイルを利用する事で、熱量が高くなってしまう事も多く、エンジンを保護するという事を考えると、0Wより20W位が適当と考えられます。
利用する環境、また季節などを考慮し、状態にあったオイルを選択刷る事が望まれます。

安い、高い、さらに製法は?

新車のバイクや高年式車両に利用した場合、エンジンオイルが高い、安いという事にそれほどの差を感じません。
一般的に夏は10W-40位、冬場は5W-30位を利用すると考えておけばよく、エンジンオイルが高いとか安いということはあまりにも安いという以外、考えなくてもいいといわれます。

オイルの製法には鉱物油、部分合成油、全科学合成油という種類に分けられます。
全科学合成油が高いオイルです。
高いオイル、つまり全科学合成油に関しては粒子の細かさ、耐熱性をあげる様々な添加物が配合されていると違いがあります。
鉱物油と比較すると全科学合成油の方が持ちがいいという事も知られています。