カワサキが電動3輪自転車「noslisu」を発売

最近のカワサキバイクの動向

カワサキといえば、創業以来ほかのバイクメーカーとは違い、独自の路線を歩んでります。
これは、現在もかわらのカワサキの姿勢で、これから一層厳しくなる排ガス規制にも、対処しなければなりません。
ご存じのように、世界規模での温暖化や大気汚染のひどさは、規模が小さくなるどころか、中国やインドを始めとする諸外国では、深刻な問題になっています。

最近では、カーボンニュートラルの概念も、広まりつつありますが、突き詰めて言えば、世界全体の車社会が、電動化へ移行しつつあるということです。
そんな折、カワサキが、電動3輪ビークルの発表を行い、クラウドファンディング限定販売として売り出されることになりました。

noslisuの特徴と概要

以前より、3輪バイクの存在は、宅配便などでよく見かけるようになっています。
中には、普通自動車免許で、定員3人まで可能な3輪バイクも発売されています。
これらは、ほとんどがガソリン車ですので、今回のカワサキの電動3輪とは比較することはできません。
また、アシストつきの電動バイクなども、販売されていますが、これらは二輪車ということで、やはり単純に比較することができないようです。

カワサキが、電動3輪ビークルとして発表したのは「noslisu」というタイプ。
3輪構造なのですが、フロント部分が2輪となっており、従来の3輪車とは構造が全く異なっています。
前輪を2輪にすることで、安定性が増しているのが大きな特徴です。
また、フル電動タイプと、電動アシストタイプの2種類が発表されました。

noslisuの仕様

『フル電動タイプ「NA-01」スペック』

長さ×幅×高さ:1,750×700×1,050mm
参考航続可能距離:65km
最大速度参考値:時速40km
充電時間:7時間
車両重量:31kg
バッテリー重量:4kg
その他:要普通自動車免許だが、ヘルメット/車検/車庫証明は不要

『電動アシストタイプ「NB-01」スペック』

長さ×幅×高さ:1,600×600×950mm
参考航続可能距離:50km
充電時間:5時間
車両重量:28kg
バッテリー重量:2.5kg
その他:免許不要

noslisuの使い勝手の良さ

ちなみに、原付きの重量最軽量で53kg、最も重いタイプが139kgと考えると、「NA-01」「NB-01」ともにかなりの計量です。
今回の販売は、クラウドファンディング限定ということもあり、購入者は限られています。
参考価格は、「NA-01」32万円「NB-01」27万円で、色はオレンジ/イエロー/ホワイトの3色。
ディスクブレーキや、高性能モーター搭載車ということもあり、人気はまずまずのようです。

積載重量ですが、メーカーの発表によれば20kgまで対応とのこと。
前輪が2輪ということもあり、でこぼこ道や砂利道にでも安定した走行が楽しめます。
充電の容量も、モニターで一目で確認できますし、普通自転車と変わらないくらい、コンパクトな作りになっています。