モダン・アメリカを追求する「ヴィクトリー」

ハーレーとは違う魅力で人気「ビクトリー」

スノーモービル、小型四輪オフロードなどを手掛け、その道で有名なビクトリーが作るクルーザーバイクは、アメリカのバイクメーカーです。
アメリカのバイクといえば真っ先に頭に浮かぶのがハーレーダビッドソンですが、ハーレーとはまた違う魅力を持っているクルーザーバイクとして人気を博しています。

クルーザーバイクというのは、起伏の少ない形態で、主に直線の道路を走るという事に重点を置いた車体構造を持っています。
アメリカといえば広大な土地、そしてまっすぐに続く道を連想しますが、まさしくこのような道を颯爽と走るために作られたバイクがクルーザーバイクです。
ハーレーももちろん、長い直線を走るバイクとしての特徴を持っていますが、少し違う魅力を持っているのがビクトリーです。
ビクトリーが作るバイクは、非常に完成度の高いクルーザーバイクで、日本人にもファンが多いバイクメーカーです。

ビクトリーの誕生

ビクトリーはアメリカで1997年に設立せれ、その翌年にはクルーザーバイクを製造販売し始めました。
ビクトリーの初モデルはV92Cと呼ばれるクルーザーモデルで、非常にシンプルな作りのバイクとして誕生しました。

その後、ツーリングモデルとして大型スクリーンを装備し、まるで近未来映画の中に登場するようなデザインのバイクを販売し、さらにオリジナルモデルとしてカスタムテイストが魅力のバイクを発表、ビクトリーの名は広まっていきました。

ビクトリーのバイクの特徴

クルーザーバイクらしい空冷V型2気筒エンジン、しかしハーレーダビッドソンとは違い、OHV方式ではありません。
空冷V型2気筒エンジンでも現代風のSOHC方式です。
アメリカのバイクでありながら乗車イメージは日本のメトリッククルーザーと近いイメージです。
ビクトリーのエンジンの排気量は、1634cc、及び1731ccが用意されています。

クルーザー、バガー、ツーリングという三つの展開があります。
クルーザーはさらにベガス、ハマー、ジャックポットというモデルがあり、それぞれに特徴を持っています。
バガーには特徴的なサドルボックス、違うモデルではインドシールなどを備えているものもあります。
ツーリングモデルは非常に美しい外観を持っていて、ビジョンと呼ばれます。
外観にも作りにもビクトリーらしいイメージを持たせています。

現在日本でビクトリーの正規輸入販売を行っているのは岐阜県鳥羽郡にある企業です。
ハーレーとはまた違う魅力を持ったクルーザーバイクのよさを存分に伝えるバイクとして、日本でもこのバイクメーカーのファンは非常に多いです。
クルーザーファンの中では非常に有名なメーカーであり、これから先も美しい特徴を持ったバイクとして、多くのライダーを魅了していくのでしょう。