海外で人気の日本製バイクとは

なぜ海外で日本製バイクが人気なのか

日本でのバイク生産は、戦前から行われていましたが、本格化するのは戦後の高度成長期に入ってからです。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、日本の高度成長はすさまじく、2006年にはGNP世界第二位になったことは周知の通りです。
特に日本の電化製品は、海外でも大人気となり、Made in Japanは世界中でこよなく愛されるブランドとなりました。

バイクの分野も同様に、値段が安く壊れにくい。
また種類も豊富で、部品も手に入りやすいということで、日本のバイクは世界でも多くのユーザーがいます。
こうした、お客さま目線のメーカーの姿勢は、多くのバイクユーザーの間で評判となり、その認知度も定着していくことになったのです。

人気のカワサキ Ninja400

カワサキのイメージは、職人気質のこだわりが感じられる、マニアックなバイクが多いという印象が強いのではないでしょうか。
それだけに、マニアックなカワサキユーザーも多く、Zシリーズを始めとするカワサキバイクは、不動の人気を誇っています。その中でも、カワサキ Ninjaシリーズも大人気で、原付き2種から大型のリッターマシンまで、幅広く展開されていると聞けば、思わずなるほどと納得してしまいます。

その中でも、カワサキ Ninja400は、エンジンパワーの鋭さと、パワフルな走りはライダーたちを魅了してやまないといいます。
排気量の大きなNinjaより、Ninja400を推す理由は、同クラスのバイクと比べて高トルクでありながら、167kgの軽量さが使い勝手の良さを感じるからです。

人気のホンダ CBR650R

小型車の分野では、圧倒的な人気とシェアを誇るホンダバイクですが、大型車の分野が決して劣っているわけではありません。
ホンダの大型車で、不動の人気を誇るのがこのホンダ CBR650R。
もともとは、CBR600RRが生産終了となり、その代役としてCBR650Rが登場したという経緯があります。
いわゆる、CBR600RRの後継マシンなのですが、排気量も大きくなり、そのパワフルな走りは、ネイキッド的な位置付けのバイクとも言えるでしょう。

CBR650Rの独自なフォルムは、低いレーシーなハンドルポジションが特徴的で、特にサーキットで圧倒的なポテンシャルを発揮するとされています。
ヨーロッパでは、ミドルサイズのバイクの方が人気が高いため、日本よりも圧倒的な人気を誇っています。

人気のヤマハ MT-07

スタイリングの良さで、定評のあるヤマハのバイクは、ラインナップの多さが一つの特徴となっています。
オフロードバイクからスクーターまで、様々なタイプがあり、特にデザインにはこだわりを見せつけています。
その中でも、ヤマハ MT-07は人気車種の一つで、排気量は688ccとミドルバイク需要の高い欧州では、かなりの人気となっています。

マシン名でもあるMTは、マスター・オブ・トルクの略語で、加速時に吹きあがってくるようなトルク感の強さが、このマシンの売りの一つとなっています。
バイクのジャンルでいえば、「ストリートファイター」と言えるものです。
スーパースポーツ並みの高性能マシンでありながら、ぜい肉をそぎ落としたようなスタイリッシュさは、路面でのパフォーマンスを最大限に発揮してくれます。