最適なバイクの保管方法とは

バイクの保管、気を使っていますか?

雨ざらしになっているバイクを見ると、ああ、もったいない、かわいそう・・と思うライダーが多いと思います。
バイクは雨にぬれても運転できるのだから、車と同じように雨ざらしになっていても問題ない、そう思っていないでしょうか。

バイクをしっかり保管することで、バイクはいつもきれいで確かな性能の走りを見せてくれます。
エンジンやマフラーなどは露出しているので、しっかり保管を考えなくてはなりません。

バイクにとって大敵となるのが雨?

バイクの保管について最も注意が必要なこと、それは雨です。
雨が降っても走ることができるんだから、雨に強いんじゃないの?と思う方もいますが、バイクは雨にとても弱い乗り物です。

バイクというのはエンジン、マフラーなどの「金属部分」が表に出ています。
常にさらされている状態なので、雨が降って金属に付着した水滴が空気と反応、エンジン、マフラーの金属表面で酸化すると?そう、さびができます。

表面にもさびができるのですが、怖いのがタンク内など目に見えない部分にもさびが発生するということです。
バイクの燃料キャップの隙間などからタンク内に入り込み、ガソリンよりも比重が重い水はタンクのそこにたまり、さびを起こします。

バイクに乗る機会が少なくなる冬場などは、ガソリンを満タンにしておき、水滴などが入らないように保管に気を配らないとならないのです。

ガソリンが腐食?そんなことあるの?

水などは腐食するということがわかりますが、ガソリンも実は腐食するのです。
そのため、ガソリンには順表があるといわれており、その寿命は一般的に半年程度といわれています。

揮発しやすいガソリンは、長期間放置しておくと空気中に抜けていき、残った物質が酸素と反応し劣化を起こします。
これがガソリンが腐食、腐ったといわれる状態です。

半年以上たったガソリンは利用できませんし、バイクタンク内も腐食からさび、また損傷を受けている可能性があるのでタンク内の洗浄も必要です。

ガソリンを抜く際にはタンク燃料コックをOFFに

キャブレターからガソリンを抜いて、バイクを長期保存するというとき、ガソリンタンクの燃料コックをOFFにします。
次にエンジンをかけることで、キャブレターに残ったガソリンだけが利用されることになり、ガソリンがキャブレター内からなくなるとエンジンが自然に停止します。

長期間バイクを保存し、動かすことがないという場合には、バッテリーもはずしておくほうが安心です。
タイヤの空気に関しても、放置しておくと抜けてしまうので時々様子を見て、規定空気圧まで空気をしっかり入れて保管します。

こうして保管する際に、必要なことを施しておくとバイクはそれほど傷みません。
出来れば保管は屋根がある場所が好ましいのですが、屋根がある場所に置けない場合、カバーをしっかりかけて、水が入らないようにすべきです。