バイクの服装と安全運転

先日、高速道路上でバイクがスピードを出しすぎ、曲がりきれずそのまま高架したまで落下、
というニューをみかけました。本当に悼まれない交通事故です。
そもそもバイクというのは、自動車を違い体が外に出ています。
これは、一度交通事故を起こせば外傷が桁外れに大きくなることを意味しています。
ましてや昨今みられる、薄着の装備、半袖や短パンといったものから、
中にはサンダル姿で乗車している方もいらっしゃいます。

確かに夏になると、薄着をしたくなります。
クーラーもないバイク、運転中は風を受けてそこまで熱くはありません、
ただ一度、停止してしまえば外と同じ、ましてや装備を厳重にすればするほど
体に熱がこもってしまい、逆に熱中症という事態まで発生するおそれがあります。
だからといって薄着というのはいかがなものかと思ってしまいます。

なぜここまでいうのかというと、私自身、バイク乗りであり、
過去に軽装でバイクにのっていてカーブを曲がりきらず、そのまま転倒、体の外傷は、
目もあてられない状況になってしまったからです。
その時の服装はというと、ジーパンに半袖、さっきもあげたサンダルという出で立ちでした。
下に関してはそこまで薄くなかったのですが、転倒した時にバイクの間に挟まれて、
そのまま引きずられ、ちぎれ破れてしまいました。
上半身に関しては、文字どおり、肉がちぎれた状態です。
人間というのは転倒した瞬間、だいたいの場合、手からいってしまいます。
ですので、上半身の方が外傷は大きくなってしまうのです。

バイクにのる際にはできるだけ厚着にし、最低限、上半身は厚着にし、
グローブを着用することが望まれます。
そして最近では、バイク専用のエアバックなるものまで存在します。
これは、バイクの自身の体をワイヤーのようや紐で結び、
転倒または交通事故を起こした際には、着用ジャケットは発動するという装備です。
自動車のエアバック装置が交通事故の際、フロントガラスに突っ込まないよう、
また胸部圧迫による怪我をできるだけ軽減するように、
バイクのエアバックもそういったことの効果があります。
なので、多少効果な装備であっても購入することをおすすめします。

バイクというのは、けっして危険な乗りものでもなく、不快適なものでもありません。
仲間たちと遠距離のツーリングにでかけ、綺麗な風景をみて、そして旅先の名物でも
食べれば、普段のストレス発散につながります。本当に楽しい乗り物です。

ただ、一部の人間が強引なすり抜けやスピード超過など乱暴な運転をするかたや、
先ほどあげたように危険がどうにもつきまとってしまいます。
これは交通事故につながってしまうのは、誰に教わることでもなく、あたり前のことです。
ですが、早く目的地につきたい、前の車がノロノロしていてイライラする、
などといった子供地味た理由のため危ない運転を犯す。そして交通事故。
そして取り返しのつかない状況、それは自分もそうだし、
周りの運転手や歩行者に対しての驚異を与えます。
安全な服装と安全な運転が望まれる乗り物、それがバイクであって欲しいものです。