Category Archives: バイクイベント

鈴鹿8時間 耐久ロードレース

バイクのイベントといえばこれっていうものが、私の中ではあります。
それは、毎年、初夏のこの季節になると開催されるのが、鈴鹿8時間耐久ロードレースです。
通称鈴鹿8耐ですね。
レースというと、通常同じ周回数で勝負して、
1番にゴールしたものが勝利するというのが一般的です。
でも、この耐久レースというのは、決まった時間を走り続けて、
最後までゴールし、なおかつ周回数が一番多かったものが勝利するというものなのです。

もちろん、何時間も走り続けるわけですから、途中でライダーの交代が認められています。
このタイミングなども勝負の別れ目になってくることになります。
後は、もちろんハードであるマシンの状態にもかかってきますね。
マシンがしっかり走らなくてはゴールできませんし、
ゴールできなければ優勝はおろか、完走さえ出来ないんですから。

そういう、意味ではメカニックなどの裏方の役目も非常に重要になってきます。
チームがまさに一丸となって勝利を目指さないと勝てないレースというわけですね。
チームワークが試されるんです。
もちろん、普通のGPレースであってもチームワークは必要ですが、耐久レースの場合には、
さまざまなファクターを読んで、瞬時に判断しないといけませんからね。
その緊張感はすごいものがあると思います。

ある意味、スピード勝負のレースとは違って、
アクシデントをいかに避けるかということが非常に重要な要素になってきます。
そこが普通のレースと違うところだと思うんです。
周回数で勝負するわけですからね。

アクシデントがあって、そのぶん走れないと、どんどん周回数が減ってしまいます。
もちろんライダーの健康管理も重要になってきます。
一人のライダーではなく、交代で乗らないといけませんからね。
一人かけてもいけないということはいえると思います。
そういう意味では、本当にチームの力が試されるレースということがいえると思います。
それだけにゴールしたときの感動というのは、すごいものがあるのではないでしょうか。
このレースのもうひとつの見所としては、
プライベーターというチームが数多く参戦しているということです。

これは、企業のサポートを受けない、まさに私費で参戦している人たちのことです。
チームの規模や予算では、圧倒的に差があるプライベーターが活躍することで
本当にレースが盛り上がります。
大資本対個人の戦いっていうことですからね。
そういった面でも非常に楽しいレースです。
バイクに乗る人も、そうでない人にもおすすめ出来るイベントではないかと思います。
耐久レースは本当に時間が長いので見ているほうにも結構な体力が必要です。

でも、その分ゴールになったときの感動はひとしおだと思いますね。
まさに会場が一体となって盛り上がることの出来るイベントです。
見たことない人はぜひ一度見てみると、
このレースの魅力がわかっていただけるのではないでしょうか。

隼祭り

町おこしのイベントはいろいろおこなわれていますが
バイクとコラボしたイベントとなると案外見当たりません。
一般的にバイクのイメージは良くない事が多いので町や村としても
躊躇するところが多いのでしょう。
しかし近年バイクの世界も様変わりしています。
バイクが若者のちょっと不良っぽい遊びだったのは昔のこと、
今はライダー年齢そのものもかなり上がり大人の贅沢な趣味になりつつあります。
バイク自体も高価、維持費もかかるとなるとかなり余裕のある人でなくては
オーナーにはなれません。

またバイクでただ走るだけではなく目的は温泉だったり、グルメだったり素敵なお宿が
目的の宿泊ツーリングだったりとお金を使うことに躊躇はしません。
今のライダーは経済的に余裕もあり社会的にもしっかりした立場の人が多いと言うことです。
この余裕を持った魅力的な趣味の集団を町おこし、村おこしに利用しない手はありません。
何しろどんな田舎にでもフットワークの良さで来てくれるのですから。

鳥取県八頭郡八頭町にある若桜鉄道若桜線の隼駅で毎年行われる隼祭りは
スズキの旗艦バイク、メガツアラーの隼と隼駅を結びつけた一大イベントです。
小さな山間の隼駅の地元は隼祭りの日、
日本全国から集まった隼オーナーで一気にふくれ上がります。
1300ccの大型ツアラーが600台以上も集まるとか
地元の方の多大な協力で事故や問題もなく毎回楽しいお祭りが開催されています。
ライダーだけが集まるイベントではなく地元のお祭りとして盛り上げようという考え方は
ライダーにも地元の人にも大きなメリットを与えてくれます。
今まで大型バイクに何となく違和感を感じていた一般の人もお祭り会場で身近にライダーと
接することで先入観は一掃されるでしょうし、ライダー自身も町を大切にする気持ちが
大きくなれば一般的に見て常識外れな言動は控えるでしょう。

地元の人とライダーとが和気藹々とお祭りを楽しむ姿は
新しい町おこしの姿を示してくれるようです。
こういう地道な努力の結果、隼駅は隼祭りの時だけでなく
隼オーナーの聖地として一度は訪れたい場所になりつつあります。
また隼以外のバイクやスズキ以外のメーカーのバイク乗りにとっても
バイクに暖かい町として知られ訪れたいツーリングコースとしてあげられています。
隼祭りの時以外は大変静かな自然あるれる町、今後これら訪れてくれる
ライダーのニーズを巧くとらえ町の良さを生かした町おこしで潤って欲しいです。

そういう町の試みとして隼駅には隼グッズや若桜鉄道グッズを売るお店があったり、
JR四国の夜行快速ムーンライトで使われていた12系客車が構内で保存され
ライダーハウスなっていたり北陸鉄道の古い電気機関車ED301も保存されていたりして
鉄道ファンにも興味深い駅になっていて一般的にも知名度が上がりつつあります。
今後バイクを絡めた幅広いイベントを試みる等してライダーにとっても
一般の人にとっても魅力的な町に成長して欲しいです。

バイクのイベント参加!~ツーリング仲間作りのきっかけに~

バイクのイベントは、バイト雑誌が主催したり、ショップ短期で主催する
イベント等様々なものがあります。例えばサーキットの体験走行会であったり、
同じ車種同士の集会イベントが代表的な例の一つです。
数多くあるバイクのイベントから、私がお薦めするイベントをご紹介します!

一番気軽に参加出来るものは、バイクを買ったショップで主催している
イベントに参加する事です。
近い地域からの参加とあって、人数も集まり易い場合が多く、
またその地方独特のイベントも多くあるので、そういう面白さもありますよね。
ただ、量販店で購入した場合には、アフターイベント等が乏しい場合もあると思いますし、
イベントというのは、そのイベントを通して知り合いが増える事や
一緒にツーリングをする友人が出来る事も楽しみの一つだと思います。
そのように、新しい友人を見つけるためのイベントも沢山あるんですよ。

イベントの頻度ですが、イベント運用サイト、ショップで主催のイベント等様々なものが
ありますが、どの都道府県でも月に1回は必ずといっていいほどあると思います。
例えば、女性だけのツーリング等、年齢を絞ったイベント等もあるので、
女性の方や年配の方も参加しやすいと思います。
一番気軽に参加できるイベントは、各都道府県にあるツーリング協会等、
会員制のイベントに参加する事です。

こちらのイベントは年齢問わず多くの方が参加していらっしゃいます。
また先ほど量販店で買った場合アフターイベント等が乏しい場合もあるという話をしましたが、
バイクを買ったお店以外でも、修理、小物買い、又イベントも
誰でも参加できるようになっている所がほとんどです。
一人で参加するのが不安という方は、友人と一緒に参加されるのももちろんアリですし、
いきなりイベントは・・・と思っている方は、
まずはショップの練習会に参加してみる事をお薦めします。

私の個人的な経験ですが、ショップでの練習会を通していつの間にか仲良くなり、
休日も一緒に練習したり、県内の練習会に共に参加する等で
ツーリング仲間が増えていくものです。
またツーリング仲間が増えるという事は必然的に
バイクのイベント情報も手に入り易くなります。
当然、人気のバイクイベントもあります。

例えば、ヒルクライムだと伊吹山ヒルクライム。
こちらはキャンセル待ちが続出する程倍率が高いものとなっております。
車連関係だと、大阪車連の毎州クリテリウムや京都車連の
キャットアイクリテリウム・美山ロードなどが有名なイベントです。
美山ロードは大変すばらしいものです。
ですが、レース初心者には厳しいかもしれません。
沢山あるイベントの中で、どれを選ぶかは年齢や経験、何がしたいかによって様々です。
私がお薦めしたいのは、イベントに参加された事の無い二輪車を買ったばかりの方でしたら、
ショップ等の練習会に参加してみること。

イベントがどこに載っているのかわからないという方は、インターネットで検索してみると、
大手イベント経営サイトが多数出てきますので見てみてください。
その中に良いものがない、身近なものが無い場合は、
ショップで直にイベントがあるか聞いてみるのをお薦めします。

鈴鹿で開催される日本最大のバイクイベントについて

日本のバイクのイベントで最大のものといえば、三重県鈴鹿市で開催される、
8時間耐久のロードレースではないでしょうか。
実際にこの8時間耐久のロードレースを観戦したいのならば、
まずはサーキットに行くことが肝心となります。
そこでまずは、アクセス方法を紹介したいと思います。

できれば、公共交通機関を使うのがベターです。
東京や静岡、上信越・北陸方面から来る人は、
まずは名古屋の駅に行くことを目指してください。
名古屋の駅からは、様々な方法でサーキットにアクセスすることができます。
私鉄で白子まで行って(所要時間は50分程度)、そこからはバスやタクシー、
徒歩で行くことができます。白子からサーキットまでの距離は5キロメートルです。
次に、同じく私鉄を使って、伊勢若松まで行きます。
そこで乗り換えて平田町まで行きます。
ここまでで約1時間程度です。

ここからはタクシーや徒歩、バスと徒歩を組み合わせた方法があります。
平田町からサーキットまでは3500メートルです。
国鉄では四日市で乗り換えて、稲生まで行きます。ここまでで50分程度かかります。
そこからは1500メートルの距離ですので、歩いても十分いけます。

関西方面から来る人の場合は、白子まで私鉄の在来線を乗り継いでいくか、特急で行くか、
それとも三重県の津まで行ってそこから乗り換えて白子に行くかという方法があります。
もし車でくる時は、推奨ルートというのがありますので、そちらを利用しましょう。
推奨ルートを利用することで、スムーズに来場することができますし、
スムーズに帰宅することができます。
車やバイクで来場するときに気になるのが、駐車場や駐輪場についてです。
前売り券が発売されています。1台6000円の駐車料金となります。

この8時間耐久レースでは、レース本番も楽しみなのですが、その前夜祭もおススメです。
バイクによるデモンストレーションもありますし、往年のライダーたちによるトークショーも
あります。700台以上のバイクが夜のサーキットをヘッドライトを点灯させて
走る姿はまさに圧巻です。
花火も打ち上げられる場合もあります。
夜のピットを見学できるというのも前夜祭ならではです。

翌日の決勝に向けて本番さながらにタイヤ交換の練習をしたり、給油の練習をしたりと、
最後の調整作業を間近で見ることができるのは、この前夜祭だけです。
前夜祭は決勝の前日の19時ごろから21時ごろまで、グランドスタンド前で行なわれます。
レース以外にも、展示企画もありますので、レースをより深く楽しめます。
レース用のバイクと市販のバイクを比較して展示してあったりします。
実際にレースを走ったマシンも展示されていますので、
間近にすごさを体験できるチャンスでもあります。
レースがない時間には是非、この展示企画を見て、レースの予習をするといいと思います。
これ以外にも、サーキットにはライダーとコラボしたという、
おいしいコラボメニューもあったりするので、是非足を運んでみてください。