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motoGP日本グランプリ

バイクを用いたモータースポーツにも、モトクロスやタイムアタック、様々なものがありますが、二輪ロードレースの最高峰と言われるのがMotoGPグランプリです。
世界各地のサーキットを転戦する形でレースが開催され、ライダーとマシンの最速を決めるモータースポーツとして毎年注目されています。
現在ではレース仕様のバイクが出場していますが、かつては市販車を改造したバイクも出場しており、その頃はラリー競技のように公道を封鎖して競技が行われることもありました。
ここでは、2014年のグランプリについて記述していきたいと思います。

■マルケスが怒涛の五連勝

レプソル・ホンダのマルケスが開幕から五連勝という怒涛の進撃を見せています。
五戦連続でポールポジションを獲得することに成功したマルケスは、1ラップ目こそ出遅れることになりますが、その後怒涛の追い上げを見せます。

コーナーへの進入、コーナリング、立ち上がりの加速からのライン取りはパーフェクトといっても良い見事なレースを展開し、後続を次々と引き離します。
ややコンセントレーションの乱れる部分も見られましたが、持ち前のタフさを武器にライバル達を次々と抜き去る姿は正に王者の風格と言っても良いでしょう。

マシンの性能はもちろんのこと、高いドライビングテクニックを有するマルケスだからこそ、1ラップ目に出遅れても焦ることなく差を詰めることができたのでしょう。
勝利後のインタビューでは「チーム全員の報酬」と謙虚さも見せたマルケスでしたが、それだけこの戦いが難しかったということを物語っています。

あわや接触というような危険な場面もありましたが、そこはやはりマルク・マルケス。
臨機応変な対応を見せ、接触の危機を乗り越えました。
自身のインタビューの中ではリラックスしすぎていた、という言葉を口にしていましたが、だからこそ逆に冷静な対応ができたのかもしれません。

■エスパルガロ弟が自己最高位

モンスター・ヤマハ・テック3のエスパルガロ弟がホームレースで快走を見せ、四位という自己最高位を記録しました。
週末に四基目となるニューエンジンを投入し、二番グリッドから発進したエスパルガロ弟は、予選ではぱっとしない走りだったにも関わらず、本番では驚くような快走を見せつけたのです。

最初から最後まで集中力を欠かさずにレースを展開できたことが最も大きかったのではないでしょうか。
序盤はトップグループに位置し、後半にもなると三位争いを繰り広げます。
コーナー立ち上がりからのライン取りも非常によく、普段ならややアンダーになるような場面でも危なげなくクリアしたのは流石と言えるでしょう。

インタビューに対し、まだまだ様々な面で改良すべき点があると語ったエスパルガロ弟。
マシン、もしくは走りもまだまだ良くなるであろうと断言した彼のこれからに更なる注目が集まります。

2014年ニューモデルとモデルチェンジ

バイクメーカーから販売されているバイクの多くは、何年かに一度モデルチェンジを行ったり、もしくは新たなバイクがラインナップに加わります。
そのため、バイクファンの多くは年が変わるたびにバイクメーカーの動きに注目しているのではないでしょうか。
ここでは、2014年新たにモデルチェンジを果たしたバイクや、新しくラインナップに加わったバイクについてご紹介していきたいと思います。

■バイク界の大御所から

バイクと言えばホンダの名前を挙げる方は多いですが、純粋なバイクメーカーとして最も有名なのはやはりヤマハではないでしょうか。
これまで数多くの名車を世に解き放ってきたヤマハのバイクは現在でも人気が高く、コアなファンも大勢います。

そんなヤマハから最高出力36馬力という驚異的な数字を叩き出すモンスターマシンが登場しました。
それが、YZF-R25です。
東京モーターショーで試作車が公開され、一躍注目を浴びたこのバイクですが、インドネシアで先行販売されるようですね。

搭載されるエンジンは新開発の二気筒250ccエンジンで、2014年7月からインドネシアで販売されます。
また、国際戦略車としての役割が強いバイクでもありますから、インドネシアだけでなく、様々な先進各国の市場へも送り込まれることが予想されます。

日本での販売も気になるところですが、それは今のところ不明となっています。
最高出力36馬力というのは250ccバイクでは異例と言えますから、今後日本で販売されることが決定となると多くのファンは夜も眠れない日々を過ごすことになるのではないでしょうか。

なんにせよ、今後のヤマハの動きには注目しておかねばなりません。

■高いエンジンスペックを実現

軽自動車の開発、販売で知られるスズキですが、バイクメーカーとしても高い知名度を誇っています。
古くから数々の名車を世に送り続けてきたスズキですが、そのスズキが新型アドベンチャー、Vストローム1000ABSを国内導入し、6月4日に発売開始するそうです。

注目すべきはそのエンジンスペックで、最大出力、とるくともに欧州仕様のバイクと同じスペックを持たせることに成功しています。
先代車は996ccという排気量でしたが、それも1036ccにボアアップされ、低速からの立ち上がり加速、トルクを大幅に上げることに成功しています。

エンジン開発のコンセプトとして、峠のワインディングを快適に速く駆け抜ける、というのを挙げており、その結果軽量コンパクトでありながらハイスペックな性能を持つエンジンを開発することに成功したのです。

2014年もバイクメーカーの動きからは目が離せません。
今回スズキ、ヤマハ両バイクメーカーから発表された二つのバイクについても同様ですが、他のバイクメーカーがどのような対抗策を講じてくるかということも注目です。

九州のバイクイベント

九州のバイクイベントとして有名なのが、毎年開催される「DUNLOPツーリングステーション」です。
東北・関東・東海・関西・九州と1年をかけて巡るイベントで、全国をツーリングしながら気軽に立ち寄れる楽しいスポットを提供してくれます。
場所はその年によって異なるものの、九州では熊本県阿蘇にある瀬の本高原の三愛レストハウスが会場にセッティングされるケースが多いです。
なんといっても阿蘇はライダーの聖地とも呼ばれる場所で、阿蘇でバイクを走らせたいために移住してくるライダーもいます。
阿蘇の雄大な山系を眺めながら、どこまでもまっすぐに伸びる道や、ワインディングが楽しめる山道など、ライダーにとっては素晴らしい場所なのです。
そのため、ここでの開催はライダーを呼び集めるには、またとない場所と言えるでしょう。
まず、来場すると先着順に数量限定でプレゼントがもらえます。
何がもらえるかはその開催時によってのお楽しみですが、これを目当てに開場とともに、一台また一台とライダーたちがやってきます。
また、ユニークなのが遠方からやってきたライダーに、豪華な賞品が贈呈されることです。
全てのライダーの住いの場所をチェックしたうえで遠方上位3名を決定し、後日自宅に特大のプレゼントが贈られます。
九州のイベントでは九州地方はもちろんのこと、遠くは兵庫県や京都など関西方面からもツーリングがてらイベントに参加してくれる人がおり、賞を獲得されたかもしれません。
会場では無料のドリンクがふるまわれ、長いツーリングの疲れを癒しつつ、お互いのバイクを褒め合ったり、バイク話に花が咲きます。
こうしたバイクイベントのいいところは、ひとりで参加しても楽しめることではないでしょうか。
同じバイク好きのライダーはすぐに打ち解けることができ、バイクやツーリングの話を始めると話題に尽きることもないからです。
会場では有名なトライアルトップライダーなどを呼んで、トークショーやトライアルデモンストレーションも開催されるほか、モーターサイクルジャーナリストのトークショーに参加したり、セッティングアドバイスなどを受けることもできます。
バイクのプロと接する機会はなかなかありませんから、貴重なイベントといえるでしょう。
そのほか九州のバイクイベントとしては、宮城県のスポーツランドSUGOで開催されるMFJ-GPモトクロス大会や、熊本県のHSR九州で開催される全日本モトクロス選手権九州大会を観戦するのもおすすめです。

中国地方のバイクイベント

中国地方のバイクイベントの開催場所といえば、名だたる岡山国際サーキットです。
F1パシフィックGPなどの世界的なモーターレースを行う会場として知られていますが、この地でライダーが気軽に参戦できるバイクレースやイベントも開催されています。
岡山空港から車で約60分とアクセスのいい場所で、気軽にレースに参加したり、コースが見下ろせるお洒落なカフェで観戦を楽しみましょう。
「OKAYAMAロードレース・地方選手権」は、年代や乗っているバイクの車種を問わず、参加できるイベントです。
若手ライダーからベテランライダーまで集い、バイクもミニバイクから1000ccクラスの大型バイクまで幅広いカテゴリーの参戦が見込まれています。
年間年間5戦のシリーズが開催されており、選ばれた者だけが参加するスタイルではなく、参加型のレースイベントとなっています。
また、「モトレヴォリューションwithモト・ルネッサンス」は、西日本最大級のアマチュアサンデーレースとして知られているのです。
中国地方においては、岡山国際サーキットにて年4戦および耐久戦が開催されています。
ライダーが所有する自慢の愛車で気軽に参加できるよう、年代物のバイク部門や海外バイク部門などのクラスが設けられています。
そのため参加して楽しいのはもちろん、様々なバイクが思い思いにチャレンジする姿を観戦するだけでも、バイク好きにはたまりません。
予選落ちもなしで本戦に出場できますから、ぜひともチャレンジしたいものです。
そして、「スーパーバイクレースin岡山」はバイクレースの中でも、国内最高峰のレースとして知られています。
国内最高峰のレベルの高いバイクレースが、ここ岡山で開催されるのですから、中国地方にお住いなら、足を運ばないわけにはいきません。
中でも排気量1000ccのバイククラスのレースは、迫力満点です。
200馬力近い大型マシンが競い合い、互いに相手を圧倒しながら走る姿は、見ているだけで興奮し、圧巻の迫力といえるでしょう。
また、中国地方の中心都市である広島県では、神石高原町で「車輪村イベント」が開催されます。
車輪とはバイクのタイヤのことを意味し、バイクに関連する個性的な企画が目白押しです。
モーターレース選手のトークショーやエクストリームバイクのショーに、イメージモデルの水着撮影会など興味をそそるイベントが満載です。
GTマシンデモ走行や交通安全祈願餅が振る舞われる神の舞も催されます。