All posts by GRbik7uK

結婚して1年で

これは、私が20年前(子供のころ)、父の知り合いに起こった話です。

Aさん(夫)の幸せな結婚生活が一変したのは、結婚して1年ほど経った時のこと。
まだまだ新婚気分が抜けない幸せな生活をしていたある日事故は突然起こりました。
会社から帰宅し、妻から夕飯に足りないものがあると言われ、
お使いにコンビニへスクーターで出たのです。
田舎と言われるよう地域だったので、近距離はノーヘルメットだったらしいです。
そんな時代だったのかもしれません。

昨今のように、どこにでもコンビニがある時代ではなく、
コンビニへ行くのも、スクーターが必要な距離でした。
ちょっとしたお使いなのに、なかなか帰宅しない夫を心配し、
徐々に妻の心配は、恐怖へと変わりました。そんな時。警察から電話。
私道から私道へ移る、たった300メートル位の国道を通過中、
車に巻き込まれてしまったとのことでした。

妻はすぐに搬送された病院へ向かい、ベッドに横になる夫の姿を見て
驚いたそうです。
事故にあったはずの夫の姿は、本当に事故にあったのかと
疑うほどきれいで、ただ寝ているだけにしか見えなかったそうです。
車に跳ね飛ばされて縁石に頭をぶつけての脳挫傷。
それ以外は、かすり傷で目立った外傷は、なかったそうです。

夫は、まだまだ20代の若い体。脳挫傷だけなので、体は健康そのもの。
それから2年間、植物状態が続き、その間も献身的に
妻は夫の生還を祈り、病院に通い続け、いつ目を覚ましても良いように、
筋力が衰えないよう、祈るように体をマッサージし続けたと言いいます。

しかし、現実は残酷にも、そんな妻の努力の甲斐もなく、
ついに夫は帰らぬ人となり、妻は結婚して2年で
未亡人になってしまったそうです。

妻は、その後、買い物を頼んだこと、ヘルメットの着用を促さなかったことを
悔み続け、苦しい日々を過ごしていたとのコト。
法事の度に妻は私の父に、その事を話し続け今に至っているようです。

そんな事がなければ今頃、幸せな家庭、もしかしたら子供がいて
年数からすれば、子供も成人しているころ。
ヘルメットさえかぶっていれば、防ぐことが出来た事故かも知れません。
もちろん、バイクの運転手が原因だけで事故が起こるわけではなく、
災難にも巻き込まれてしまうというケースや、さまざまなケースがあります。
しかしながら、この事故に関して言えば、ヘルメットの着用をしなかったことだけが
悔まれるのです。

運転している本人は、ヘルメットを着用しない事や交通量の多い道を
運転している現実を当たり前のように受け止め・・・
受け止めることもないくらい、日常に思っていたかもしれません。
昨今では、ヘルメットの着用も殆どの人がしているかも知れませんが
このヘルメットがあなたの命を守る重要な役割を果たしていることを忘れてはなりません。

そして、バイクに乗るときに、長袖を着用することで
小さな怪我からあなたは守られるかもしれないという事も忘れないでください。
16歳で免許が取れるバイク。
運転の技術だけではなく、精神的な運転資質も持ち合わせているのかの
適性検査などをしなければならないのではないでしょうか?

バイクのニュースについて

・「不正改造車排除」はマフラーに重点
2012年6月1日からの1ヶ月の間に、国土交通省がメインとなって
不正改造車を取り締まる活動が行われています。違法な機器の取り付けなどの
不正改造行為は6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金となります。
不正改造車で走行した場合も整備命令が発令され、運輸支局に車両を渡さなければならず、
これをしなければ車検証・ナンバープレート没収となるなど、重い罰が待っています。

バイクにおいては騒音の増すことが示唆されるマフラーの切断・取外し、
また基準不適合マフラーの装着に重点をおいて、警察が調査をすすめるそうです。
原付もその枠に入っていて、不正な改造をしていたときには警告書が発行されるとともに、
改修結果の報告を求められます。人々の環境意識の変化や、排ガス・騒音規制の
強化によって、すでに規制された対応しているマフラーでなければ
車検が通らないこともあります。このことより社外マフラーに交換している
車両そのものが少なくなったように思います。

社外マフラーのすべてが悪いわけではありません。普通のものとは違う音や乗り味、
個性的な形態を楽しむことができる社外マフラーは、バイクライフを楽しむ大切な
要素のひとつでもあります。規制された適法な製品であれば堂々とつけて走ればよいのです。
ただ、中にはレース用マフラーで、一般道を走っている原付やバイクを見ることもあるので、
それは考えものですね。最近では車専用のレース場でも近隣への配慮から、
厳しく音量規制をしているところもあります。

・「右直事故」増加に注意
最近になってバイクとクルマの右直事故が多く発生しています。
車に乗る、バイクに乗ると事故の話題は避けて通れません。
この手の話を聞くと気分を害してしまうかもしれませんが、決して人ごとではありません。

2012年5月12日の昼頃には島根県のとある一般道で事件は起きました。
道路右側の駐車場に止めるために入れようとした瞬間に、軽トラックと、
対向車線を直進してきた大型バイクが衝突しました。
運転手であった54歳の男性が病院先で亡くなるという事故が発生しました。
3月末の夕方頃に和歌山県新宮市内の国道42号で、
道対向車線側を直進してきたバイクと、路右側の駐車場に入ろうとしていた
乗用車とが衝突し、運転していた61歳の男性が死亡している。

右直事故にはいろいろな原因が考えられますが、一番多いとされているのが、
直進しようとするバイクと右折するクルマによる衝突です。
上に書いた例はまさにその典型的なパターンと言えます。
主な原因は、ドライバーからバイクが見えてなかったことです。
車と比較するとボディが小柄なバイクは、まだ遠くにいると錯覚されやすく、
スピードもあやふやで見極めれていないことがあります。特に夜は間は見通しが悪いため、
遠近感や速度感がつかみにくく誤認されやすい傾向にあります。

交通ルールでは直進車が優先であることは誰でも知っていることです。
わかっていたとしても人は判断ミスをすることがあるし、事故になれば生身のライダーが
大きなダメージを受けることになります。そして、被害者だけでなくその事故の悲しみは
加害者とその家族たちも犠牲になってしまいます。
バイクを悲しみの道具に変えてはいけません。

バイクのイベント参加!~ツーリング仲間作りのきっかけに~

バイクのイベントは、バイト雑誌が主催したり、ショップ短期で主催する
イベント等様々なものがあります。例えばサーキットの体験走行会であったり、
同じ車種同士の集会イベントが代表的な例の一つです。
数多くあるバイクのイベントから、私がお薦めするイベントをご紹介します!

一番気軽に参加出来るものは、バイクを買ったショップで主催している
イベントに参加する事です。
近い地域からの参加とあって、人数も集まり易い場合が多く、
またその地方独特のイベントも多くあるので、そういう面白さもありますよね。
ただ、量販店で購入した場合には、アフターイベント等が乏しい場合もあると思いますし、
イベントというのは、そのイベントを通して知り合いが増える事や
一緒にツーリングをする友人が出来る事も楽しみの一つだと思います。
そのように、新しい友人を見つけるためのイベントも沢山あるんですよ。

イベントの頻度ですが、イベント運用サイト、ショップで主催のイベント等様々なものが
ありますが、どの都道府県でも月に1回は必ずといっていいほどあると思います。
例えば、女性だけのツーリング等、年齢を絞ったイベント等もあるので、
女性の方や年配の方も参加しやすいと思います。
一番気軽に参加できるイベントは、各都道府県にあるツーリング協会等、
会員制のイベントに参加する事です。

こちらのイベントは年齢問わず多くの方が参加していらっしゃいます。
また先ほど量販店で買った場合アフターイベント等が乏しい場合もあるという話をしましたが、
バイクを買ったお店以外でも、修理、小物買い、又イベントも
誰でも参加できるようになっている所がほとんどです。
一人で参加するのが不安という方は、友人と一緒に参加されるのももちろんアリですし、
いきなりイベントは・・・と思っている方は、
まずはショップの練習会に参加してみる事をお薦めします。

私の個人的な経験ですが、ショップでの練習会を通していつの間にか仲良くなり、
休日も一緒に練習したり、県内の練習会に共に参加する等で
ツーリング仲間が増えていくものです。
またツーリング仲間が増えるという事は必然的に
バイクのイベント情報も手に入り易くなります。
当然、人気のバイクイベントもあります。

例えば、ヒルクライムだと伊吹山ヒルクライム。
こちらはキャンセル待ちが続出する程倍率が高いものとなっております。
車連関係だと、大阪車連の毎州クリテリウムや京都車連の
キャットアイクリテリウム・美山ロードなどが有名なイベントです。
美山ロードは大変すばらしいものです。
ですが、レース初心者には厳しいかもしれません。
沢山あるイベントの中で、どれを選ぶかは年齢や経験、何がしたいかによって様々です。
私がお薦めしたいのは、イベントに参加された事の無い二輪車を買ったばかりの方でしたら、
ショップ等の練習会に参加してみること。

イベントがどこに載っているのかわからないという方は、インターネットで検索してみると、
大手イベント経営サイトが多数出てきますので見てみてください。
その中に良いものがない、身近なものが無い場合は、
ショップで直にイベントがあるか聞いてみるのをお薦めします。

国内で調子を取り戻してしてほしいバイク各メーカーの動向。

b0eb5837a0cf96fe055064a95554026f_s2輪のマーケットが低迷していると言われてかなり久しいですが、
その間バイクメーカーも手をこまねいてただ見ているわけではないと思います。
この数年で、中東の緊迫感によってガソリンの値段が高騰したり
エコブームとも相まって2輪の人気に復活の兆しが見えてきたりもしましたが、
かつての勢いはやはり取り戻すまでには行っていませんよね。
かつての最盛期の市場と比較して現在は6分の1までに落ち込んでいるのだそうです。
そこでメーカーさんたちは独自の独力をしたりしています。

ちょっと前になりますがたとえばヤマハさんがエルメスとコラボした
とんでもないカッコいいバイクを出したり

・ヤマハとエルメスが異色のコラボ! レザー仕上げのVMAX特別モデル
【http://jp.autoblog.com/2010/10/25/yamaha-and-hermes-mix-business/?ncid=jpYTopicsAB】

技術の向上から価格が上がりがちなバイクを低価格で提供する動きまでありました。

・ホンダが全車種値下げを決定
【http://www.bikebros.co.jp/news/index.php?e=553】

これらは震災のちょっと前でしたから私も覚えています。
バイクを購入し直そうかと考えていたので、真剣に見入ったりもしていました。
今乗っているバイクを買い取りしてもらって、
購入しようと検討しているところです。

不況はバイク市場だけではなく、4輪市場やその他の業種業態を幅広く覆い、
消費者の買い控えを煽っているわけです。
たとえば私なんかでも痛切に感じることは、
給料が下がっているのにいつでも乗れるわけではない高価なバイクに乗れるはずもなく、
まして持っているだけで税金が取られる400cc以上のバイクは
売上が落ちるのは当然ではないでしょうか。
原因は他にもあると思います。

4輪業界でも同じですが2007年と2008年に施行された排出ガス規制ですね。
このシールを車に貼ってあるのを見かけたことがあると思いますが
バイクにもこの規制があります。
その結果、開発経費の高騰からモデル数が減少したりしてマーケット
が縮小されているということもあります。
しかしやはりそのような国内需要の冷え込みに関して、国自体も反応した
という例が、高速道路での2人乗り解禁や、ETC搭載を可能にしたという点。
これで2輪での遠乗りがしやすくなりました。

昨年からマーケットは少しずつですが伸びてきている状況のようです。
以前私も動画サイトで見入っていましたが、震災地へ応援で駆けつける方が
2輪でツーリングしながらきてくれたりする動画がありました。
かなり遠くから、九州や関西からも2輪で駆けつけてくれる人もいました。
高速道路料金などに割引があったり特別措置があったりしていたので
かなり頻繁に来られていましたよね。
どのようなことでもいいので2輪業界が復活してくれればと思います。

各メーカーさんも独自の努力を続けておられます。
たとえば車検の必要のない250ccクラスのバイクを投入するのがカワサキさん。
HONDAも日本市場にはあまり興味がないようなことを言っていますが、
順調に国内業績を伸ばしています。
個人的には一番最初に乗ったバイクがDTだったので、
ヤマハさんに元気になってほしいと思います。

ヤマハさんもHONDAに負けずに順調に海外への出荷台数を稼いでおり、
昨年12月には過去最高の台数を出しました。
この情熱を各メーカーさんとも国内に少しだけ向けてくれればいいんですけどねえ。