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バイク事故での後悔と教訓

バイク事故・・後から後悔しても遅いのです

バイク事故を起こしてしまったというとき、どうしてあの時一度停止しなかったのか、どうしてあの時運転してしまったのか、加害者になると強い後悔に駆られます。
被害者ももっとしっかり状況を弁護士に伝えておけばよかったと思う人もいますし、ひくい慰謝料に泣き寝入りしてしまったという人もいます。

人身事故が発生すると、多くの場合、示談の話し合いが行われますが、双方共に納得した形になることもあれば、意見が食い違いひどくこじれてしまうこともあります。
おたがいに納得した交渉となるように、今回はバイク事故の被害者という立場で考えて見ます。

走行中の車と衝突したバイクの被害者について

バイクで大通りを走っていたとき、左側の路地から出てきた車をよけることができずに衝突、転倒、バイクは大破し、緊急手術によって1週間ほど入院し、1ヶ月通院、リハビリということになり、やっと仕事に復帰したという例です。

交通事故にあったということが先ず大きなショックですが、退院後に決まった示談交渉の結果もショックなものとなってしまったのです。
過失割合について、6:4という数字でした。

主張されたこの数字は、まったく逆で、路地から飛び出してきたのは車なのに、バイクで大通りを走っていた自分に4という数字でした。
相手はお互い走行中、前方不注意だった、すり抜け行為があったという主張です。

しかしバイクが走っていたのは大通り、有線道路で追い越し禁止でもない場所、確実に相手の一致得ることが間違いないのになかなかこの意見が通らず苦労したといいます。
保険担当の方が名張に粘ってくれて、当然のことながら、0.5:9.5という数字に持っていけた、つまりバイク側が0.5という妥当な数値に出来たまだいいほうの例です。

交渉は長く非常に疲労することとなる

今回の場合、おたがい任意保険に入っていることで、保険会社の方が動いてくれています。
そのため、加害者、被害者ともに交渉は保険会社が行っています。
場合によっては、保険会社が弱いと悪いほうの保険会社の言いなりになって、悪くないのに過失割合が逆転してしまうこともあります。

この方の場合、示談交渉に4ヶ月を要し、示談金としてバイクの修理代に40万、そのほか休業損害、慰謝料、通院交通費、治療費用は直接請求となるのでこれは抜いて、残り30万程度、合計70万の示談金となったのです。

しかし後遺障害等級認定などしておくべきことがたくさんあります。
今なんでもない状態でも、後に神経に以上が出てくるなど障害が残ることもあります。
出来ることなら、医師の診断書を添えて認定機関に申請し、後遺障害等等級認定を行いましょう。

またこうしたときに、納得できる示談となること、またそのほか手続きをしっかり行ってもらうために、任意保険に弁護士が利用できる契約をしておくと安心です。

バイク事故の慰謝料相場を考える

バイクの事故は命にかかわることも多くなる

四輪の場合、鉄に体を守られているということもあるので、本当に大きな事故でない限り、怪我ですむことも多いです。
しかしバイクの場合、ちょっとした転倒でも打ち所が悪い、何か障害物があったという場合、命にかかわる怪我、また後遺症を生む怪我となる可能性があります。

内閣府の発表によると、交通事故状況及び交通安全施策の現況では、バイクによる死亡事故が平成26年度で679件とされています。
最悪の年と呼ばれる昭和63年からすれば、その数は大きく減少していますが、バイク事故は全交通事故の市オブ者数の20%近くを占めるという数字は恐怖です。

バイク事故にあわないため、起こさないため、危険予知を考慮した安全運転がバイクには特に求められると考えておくことです。
万が一バイクの事故にあった場合、保険でどのくらいの慰謝料が必要となるのか、また受け取れる慰謝料はどのくらいなのか、理解しておきましょう。

バイク事故の主な原因となるもの

まずバイク事故の原因となること、それを理解しておくべきです。
例えば無理な追い越しがあります。
自動車の場合、前の車を追い越す際、右側斜線を利用しますが、バイクの場合、横幅が半分程度しかないので、簡単に追越ができるように思ってしまいます。

しかし車との接触や巻き込みということが起こり交通事故となることもあります。
またバイクは視野が狭くヘルメットをかぶっていることで更に視界が狭くなります。
低い姿勢で乗ることが必要バイクの形状の場合、かなり無理な体勢でモノを見ていることになるので、前方不注意からの事故も多いです。

最近はバイクをあおる非常に危険な車も多くなっています。
もしもこうしたあおる車がいたら、無理をせずその車から離れることが必要です。
更に大型車両からはバイクが見えないという死角に入っていることもあります。
こちらがわかっていても大型車両からまったく見えていないこともあるので危険です。

バイク事故の損害賠償の相場とは

バイク事故以外でも、物損、人身等、事故では相手の方に損害賠償を支払うことが必要ですし、被害者ということになれば請求できます。
このとき、二輪だから四輪よりも少ないとか、多いということはありません。

相場といっても交通事故のおきた状況などによって損害賠償額が違いますので、あくまでも例として紹介します。

例えば入院通院に対しての慰謝料の相場ですが、通院のみ3ヶ月という場合、自賠責基準では25万くらいですが、裁判所基準は73万、通院のみ6ヶ月で自賠責基準が50万くらい、裁判所基準は120万近く、入院1ヶ月通院3ヶ月で自賠責基準で50万くらい、裁判所基準で120万くらい、入院1ヶ月通院半年で自賠責で75万、裁判所で150万です。

あくまでもこれは例ということになりますが、慰謝料だけでもこれだけかかる、こうした例は一般的な例で、もっとかかることもあるということを考えておくべきなのです。
そのため、自賠責で補えない部分について、二輪でも任意保険への加入が必要といわれているのです。

すり抜けは注意

バイクの魅力の一つとして、渋滞している車と車の間をすり抜けることができる、ということを挙げる方がいます。
確かに、バイクは車よりも断然小さい乗り物ですし、渋滞で車が全く動かない状態や、速度を上げることができない状態でも上手くすり抜けていくことができます。
しかし、バイク事故の多くがこうしたすり抜け時に起こっていることも確かです。
ここでは、バイクによるすり抜けの危険性についてご説明したいと思います。

■初心者ならすり抜けはしない

バイクの運転技術はベテランになるほど上手になります。
これはバイクの運転だけに限ったことではありませんが、バイクに乗り始めたばかりの方より、ベテランの方が上手な運転、事故を起こさない運転をするのが上手なのは言うまでもありません。

なぜベテランが事故を起こさずに走ることができるか、ということですが、一つには「予測」ができる、ということが挙げられます。
つまり、前を走っている車、斜め前を走っている車がどういう動きをしてくるか、予測できるから安全な運転ができるのです。

すり抜けに関しても同様に、事故をする方の多くが車の動き、または付近の歩行者の動き、有無の判断を誤ってしまうために起こるのです。
そのため、初心者はすり抜けをなるべくしない、というのが鉄則ともいえます。

また、例えベテランライダーだったとしても、いつも予測通りにことが運ぶわけではないので、時には事故を起こすことがあります。
すり抜けという行為自体、危険を孕んでいるということをしっかり理解しておきましょう。

■バイクは生身ということを忘れない

バイクでのすり抜けというのは、言うなれば生身の人間が鉄の塊が走っている間を危険を冒して通り抜けているのと同じことです。
実際、バイクですり抜けしている最中に自動車と接触事故を起こし、死亡したという事故は年間数えきれないくらい発生しているのが現実です。

自動車は多少バイクや他の車と接触したところでドライバーは無傷、せいぜい後日体のどこかが痛くなる程度で済みますが、バイクだとそうはいきません。
運が良くて打撲や切傷、最悪死に至ることも覚えておく必要があります。

また、バイクの場合転倒してしまうと後続車にはねられてしまう、ということも充分起こりえます。
実際、すり抜け時に車と接触、転倒してしまい後続車にはねられて死亡、という事故は頻繁に起こっています。
道を急ごうとすり抜けをしている方が多いですが、それで死に急いでしまっては意味がありません。
特に、車間距離が詰まっている状態でのすり抜けはできるだけしないに限ります。

初心者はすり抜けをしない、ベテランでも、すり抜けする際にはしっかりと周囲の状況を確認する、ということを忘れないようにしましょう。
特に、高速道路などを走行しているときの事故は死に直結します。
充分注意して運転しましょう。

バイクで多い事故とは

狭い道でもすいすい走る事が出来るし、何より風を感じて走って行く事が出来る点から行ってもバイクは人気があります。
様々なモデルが発表されているし、それらを自分好みにカスタマイズする事もできるので、
結構公道でそれを見る事も多いのではないでしょうか。

しかしやはりバイクは二輪車、四輪の自動車に比べると少々不安定で、天候にもかなり影響されてしまう乗り物です。
その為、何も起こらずに走行できれば非常に快適なのですが、時には事故を起こしてしまう事も有ります。
では実際にそれで多い事故とは一体どういう感じなのでしょうか。

ところで、自転車に乗っていると、ある程度のスピードを出していないと簡単に倒れてしまいます。
勿論バランス感覚が抜群な人であれば止まっている状態でも倒れる事はありませんが、
なかなかそれができない人の方が多いでしょう。

バイクもそれと同じで、ある程度のスピードを出していないと安定した走りができません。
またちょっと横からいつもとは違う力が掛かってしまうだけでバランスを崩してしまう事も有るので注意が必要です。
その為、ある程度安定した状態にするためにもバイクはスピードを出して走行する事になるのですが、
それによって出会い頭の事故を起こしてしまう事が結構あります。

また車の陰に簡単に隠れてしまう為に、相手は右折、自分は直進という感じで事故を起こしてしまう事も有るのです。
こうして相手がいる事故も結構起きていますが、それだけでなく転倒事故も結構あるので注意しましょう。
例えば雨上がりの道路でスピードを出してしまった、道路に書かれているラインの所に乗ってしまった、
轍にはまってしまった等色々な理由でバランスを崩してしまう事があります。

そういう時にそのまま持ちこたえる事ができればよいのですが、結構な確率で転倒してしまうのです。
バイクは自分の体を守ってくれるものがありません。
事故を起こしてしまうとそれだけで大きな怪我をしたりしてしまう事も有るので、運転する時は注意するようにしましょう。
また快適に走る事はできますが、スピードの出しすぎや前方不注意には注意が必要です。

そして「たぶん大丈夫だろう」という感じで運転しているのも非常に危険なので、安全運転を心がけるようにしましょう。
こうした右直事故や出会い頭での事故以外にも、車両単独での事故や転倒による事故も非常に多くなっています。
バイクの構造上、車体のバランスが不安定になりやすく、こうした事故が起こりやすいと考えることができます。

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