深夜にバイクを物色する声

あるバイクオーナーのもとに届いた手紙

集合住宅に住むあるTwitterユーザーの郵便受けに、ある日ご近所から手紙が投函されました。
手紙には、昨夜1時過ぎに「バイクねえの?バイク」と物色する声を聞いたのでご注意されるようにとの内容が書かれており、盗難に注意を促すものでした。
この集合住宅でバイクを所有しているのは、このユーザーただ一人です。
駐車場は集合住宅の裏手にあり、住民以外の立ち入りはまずありえないようになっています。

実際、これまでにも不審な人物が現れたり、バイクのシートがめくられたりするなどの出来事がありました。
そこで警戒を強めた彼は、バイクの管理をより厳重に行うようにしたとうことです。
手紙を送ってくれたご近所さんとは、このユーザーがバイクの軽整備をしている時に子どもと一緒に挨拶を交わす程度の付き合いだったそうです。
手紙を見て驚いたユーザーは、盗難被害が起こらなくて本当に幸運だったと感謝の気持ちを込めて返事を投函しました。

彼はまた、「SNSを見ているとバイクや車の盗難の話題を毎日のように見かけます。今回は被害に遭う前で本当にラッキーでした。被害が1件でも少なくなることを望みます」とも話しています。
今回の手紙を通じてご近所とのつながりを改めたそうで、今後はもっと積極的に近所の人に挨拶をしようと思ったと話しています。
バイクや車のみならず、大切なものの盗難に遭わないようご近所同士で見守っていきたいとのことです。

増加するバイク盗難から身を守るには

バイクの盗難は年々増加傾向にあり、特に高級車種や人気車種が狙われやすい傾向があります。
盗難の手口としては、鍵を壊す・切る、車体をリフトアップして移動する、トラックに積んで持ち去るなどが挙げられます。

一方、防犯対策として駐車場をセキュリティがしっかりしている場所に選ぶ、チェーンロックやディスクロック、GPSロガーなどの盗難防止グッズを使用する、駐車場に監視カメラを設置するなどがあります。
複数の防犯対策を組み合わせることで、盗難被害をより防ぐことができるでしょう。
最近はバイクを盗んで分解してパーツを売る「パーツ盗難」も増えているため、パーツの品番やシリアルナンバーを記録しておくことも大切です。

ただし、防犯対策をしていても完全に防ぐことはできません。
万が一盗難に遭ってしまった場合は、すぐに警察に届け出ることが大切です。
また、盗難保険に加入している場合は、保険会社に連絡をすることで被害額の補償を受けることができます。

いずれにせよ、いかに被害を防ぐか、そして被害に遭った場合には的確な対応をとることが大切です。
近隣住民同士での助け合いが犯罪を未然に防ぐことができることは、今回の出来事からもわかります。
ご近所とのコミュニケーションを大切にし、お互いが安心して暮らせる地域を目指しましょう。